いつの間にかタンスにいっぱいの着物、置いておいても仕方ないからでは買い取ってもらおう、そう思うことありますね。
しかし出してみたら、しっかりクリーニングしてしまったはずなのに、シミが何箇所かについてしまっていることも、無いとは言えません。
シミの付いた着物、買い取りはできないのでしょうか。
もくじ
シミのある着物は買い取りはできないのか
少し前までは、シミのある着物というのは買い取りできないと言われることがほとんどでした。
しかし今では、状況によっては買い取ってくれるお店も増えています。
なので諦めずに、査定してもらってみて下さい。
意外と値段がつくということもあるのです。
シミのある着物でも買取可能なのはなぜ
実は近年、着物の需要が高まっているのです。
外国からの観光客が増え、着物を借りて観光地の散策をしたりというケースも多くなりました。
また海外で、着物生地に注目がされているので、海外へ洋服へのリメイク目的で輸出されたりしているのです。
加えてこれは昔ながらの、着物の生地を使っての小物制作、これも観光客の増加で需要が高まっています。
シミがある着物でも、再利用の出来る世情になってきているのです。
シミの付いた着物はクリーニングで手当して買い取りか
これをやる人が結構いますが、実はクリーニングはおすすめできません。
古いシミだととれないことも多いですし、逆に着物の生地や縫い目を傷めることもあるからです。
いい着物ほど取扱はデリケートにしないと、シミだけでなく傷物になってしまいます。
専門家に任せられないなら、そのまま査定に出しましょう。
新しいシミ、コーヒーとかお茶をかけてしまったシミは、自分でできるだけ手当して買取りに出すほうがいいですね。
こんな着物ならシミがあっても買い取り可
大まかですが、こういう状況の着物ならシミがあっても買い取りが可能、というところを述べておきます。
見えない場所についたシミ
汗ジミなどが、結構こういった場所に付きます。
着た時に隠れてしまう場所というのは、要は汗を書きやすい場所なので、どうしてもシミが付きやすいですね。
でも隠れてしまう、という点で再利用が可能になるのです。
ちょっと羽織ってみて、隠れるかどうか見てみるといいでしょう。
薄い色合いの着物の場合
着物というのはもともと、リサイクル可能な衣服なのです。
直線縫いですので、生地も四角いままです。
一旦ほどいてしまってから、新しく縫い直すのは当然でした。
その時に染め直すということも、勿論ありました。
色の薄い生地なら、染め直しはしっかりと出来るのです。
なので薄い色合いの生地の着物についたシミの場合、染め直し前提で買い取りしてもらえます。
シミのある着物を買い取ってもらうために
買取可能と言っても、どこでも同じ金額で買い取ってもらえるわけではありません。
少しでも高く買い取ってもらえるような工夫が、必要ですね。
着物の生地を確認
着物の生地自体で、買取値段には差が出ます。
シミがある着物の場合、これがもっとシビアになってきます。
シミを落とすという、もしくは目立たなくするという手間が掛かる分、勿論買い取り値は下がります。
中でも、絹以外の生地のものは洗濯できなかったり、出来ても劣化しやすいということで、買取不可もしくはかなり安価になってしまいます。
絹は洗濯が可能な生地ですし、もともと最も買い取り値の高い素材でもあります。
絹の着物にシミがという場合は、逆に諦めずに査定を頼みましょう。
証紙があれば勿論、添えておくことを忘れないでくださいね。
業者をしっかりと選ぶ
実際のところ、これが一番大事なことです。
ネットには多くの業者が店を出していますが、その中でも汚れやシミがあっても買い取りする、という業者を選んで下さい。
また複数の業者の中で選ぶのが難しい場合、無料査定などしてもらうのも手です。
時間はかかりますが、それでもちょっとでも高く、シミはあっても思い出もある着物を売りたい場合、頑張ってみて下さい。
